くるみちゃん

庭で子猫を産んでいたキジ白。保護したものの威嚇祭り。いつかは距離が縮まればいいなあという記録

ボケボケ飼い主

朝からあせり、落ち込む飼い主。

起床後、くるみちゃんが部屋にいないことに気づいた。窓辺にもケージにもいない。名前を呼んでみるも、返事をするような猫でもない。おかしい、部屋の外に出るような機会はないはず、では一体どこにいるのだとあせって部屋を出て見たら、下の階からニャーと声。なぜ部屋から出ているのだ!いつ出たのだ!とパニックになりながら階段を下りて開けっ放しの書斎をのぞくと、いたわ、猫が。

ショックである。夜中に飼い主がトイレに行った際、ドアもペットフェンスも閉めるのを忘れていたのだろう。ねぼけてバカなことをした。信じられない。まったく覚えが無い。わざわざフェンスを取り付けても、閉めてなかったら意味は無い。

書斎から出てもらうべく、餌を用意し、誘導を試みる。一応興味は示すが、私が食器を持っている限りは近づかない。食器を置いて、遠くに立たないと近づかない。うちに来て、毎日餌をやっているおばさんをいまだに怖がるのか。3週間ちょっとじゃ全然慣れていない。

書斎のドアの外に食器を置き、離れたところから見ていたら、警戒しながらも出てきた。ドアをそーっと閉めたら、今度は納戸へ逃げ込んだ。食器を持って、「上に行くよ、上で食べて、エアコン聞いて涼しいよ、yum yum」などと裏声で話しかけるが、奥に入り込んでしまった。

この納戸にはドアが無い。誰だこんな設計をしたのは!ドアが無いから、くるみちゃんがケージのある部屋から出たがったら、今部屋に取り付けてあるペットフェンスをここに移動しようと思っていたのだ。 大体、うちに来てから部屋から出ようとしたことなどただの一度もなかったのである。出る気はなかったけど、ドアもフェンスも開いてたから出てみただけです、ってことか。納戸にはドアが無くて入りやすいから入っただけですってことか。

もう好きにしてくれ、粗相だけは勘弁してくれと思いつつ放置して4時間。餌と水は納戸の近くに置いたが、ちょっと食べただけ。また納戸の奥に籠城している。

これじゃ、家に迎えた初日の猫みたいじゃないか。3週間以上経ってもこんなに警戒して怖がって、飼い主は自信を無くした。昨夜もちゅーるを孫の手にのせたら、喜んでなめていたではないか。信頼関係が築けていない。

納戸にエアコンはないから熱中症が心配だ。飼い主は悲しい。