くるみちゃん

庭で子猫を産んでいたキジ白。保護したものの威嚇祭り。いつかは距離が縮まればいいなあという記録

行方不明ふたたび

今朝、いつのまにか部屋から出ていた。飼い主がゴミ捨ての用意やら洗濯やらと部屋の出入りをしていた際、引き戸もペットフェンスも閉めなかったときがあったのだろう。記憶にない。またやってしまった、不注意な飼い主。去年の7月にも部屋から出て、納戸に夕方まで籠城したことがあったが、夕飯の頃には自分で部屋に戻ってきたことがある。あのときはうちに来てまだ1ヶ月も経ってなかった。今は家猫生活7ヵ月を過ぎているが、呼んだら返事をするとか、そんなことは相変わらずしない。ほっときゃまた戻ってくるだろうと洗濯物を干そうと1階の部屋に降りると、ばつの悪そうな顔をした猫がいた。さっき探したときはその部屋にはいなかったのに。「ここにいたの~、この部屋は寒いから、上に行ったら」と声をかけると、超特急で部屋から出て行き、階段をかけあがった。飼い主も急いで付いて行くと、いつもの部屋の前で戸惑っているくるみ。引き戸が閉まっている。馬鹿だね、飼い主も。少し開けておけばよかったのに、暖房をつけているし、こんなに早く自分で部屋に戻ろうとするとも思わず、閉めていたのだ。

引き戸を開けようと近づくと、また1階へ駆け下りてしまった。逃げ込めるのはドアの無い納戸のみ。2階の部屋は開けたままにし、飼い主は焼きカツオを用意して納戸の前に置き、洗濯物を干しに。

干し終わって戻ると、お皿は空っぽ。2階に戻ると窓辺で満足気に毛づくろいをしている猫がいた。めでたしめでたし。

大いにマヌケなのが、そろそろいつもの部屋以外にも出入りできるようにしようかと考え、上と下の階には行ってほしくないという人間の要望もあり、フェンスを買っていたのだ。買っただけで設置してなかった。人間には邪魔だし、普段、くるみはそれほど部屋から出たいという素振りを見せないので、また折を見て設置しようと思っていたら今朝のようなことに。

寒い1階で冷えて、ヒーターの上で温まるくるみ。

 

シャッター音でガッと目を開くくるみ。

これは、「さあ、寝よう」と布団の中で心地よい姿勢におさまり、「あ、リビングのエアコン消したっけ」と目を開ける飼い主に似ている。