くるみちゃん

庭で子猫を産んでいたキジ白。保護したものの威嚇祭り。いつかは距離が縮まればいいなあという記録

覚えてもらいやすい猫

獣医師にくるみキャットが経産婦であることを伝えていなかったので、昨日、ストラバイト結晶の診断に行った際に話をした。去年からくるみキャットとその家族・親戚がうちの庭に来ており、迷惑だなと思いながらも、雪の降る日に寒かろうと庭の隅に箱を置いてしまい、妊娠の際はどうぞこちらで、と場所を与えてしまったこと、春に子猫を4匹産んでいたこと、保護施設に捕獲をお願いし、授乳中は預かってもらっていたこと、子猫は確かこの動物病院経由で行先が決まったと保護施設から聞いていると話したところで、先生が「あ!」と声をあげる。

「あのきっつい猫?!」

それよ。4ヵ月前の話だが先生は覚えていた。母性のめちゃくちゃ強かったくるみキャット。子猫を守るために人間も他の猫もシャーシャーと威嚇しまくって、そばに寄らせなかった。

風よけの屋根までつけてやっていた人間。他の猫らが屋根の上に登って遊んでいたらしく、盛大にへこんでいるが、その低い天井が良かったのか、隣に置いていたオープンの箱(置いた箱は一個じゃなかったのかという話)よりもこちらを選んでいたくるみママ。

捕獲に来た方は、子猫と違って人間に慣れるのは難しいかもしれないので、避妊手術後はリリースを考えているとおっしゃった。無責任な箱置きおばさんとなり深く反省していた人間は、慣れないかもしれないがうちで引き取りたいと伝えた。リリースしてもろくなことはないので、そう言っていただけるとありがたいと頭まで下げられて恐縮した。

子猫はそれぞれ新しい家にもらわれ、くるみキャットがうちへ来て2ヶ月。まだ「どうしよう」と不安がっていると思うと先生。半年は見たほうがいいと。お腹の不調やストルバイト結晶や、飼い主の管理不足もあるのかと自責の念がある。結晶については、「そういう体質の可能性もある」とのことだった。

この寝方を見ると、少しは安全な場所と認識してもらっているのかもしれない。あの胸をモフモフできる日は来るのか。